髪をきり、しがらみを断つ

慣用句みたいなタイトルになっちゃった。

2年ほど前から自分で髪をきることにしたのですが、なかなか楽しい。
なんか癖になってしょっちゅう切ってます。
重くなったものをとりはらうような感覚になります。

視界の悪さ・重さ・かゆみからの解放ももちろんなのですが、
それ以上に「しがらみから自由になった」ような感覚が得られるのです。
好きなときに、思いのままにできる。

ロングヘアをざくっと切り落とした時などは、いわんや爽快であります。

良しも悪しも自己責任という愉しさ

セルフカットは経済的にも精神的にも自由を得られるので、その点も具合がいいのです。

自分で思ったようにすればいい。
失敗しても他の誰を責めることもない。

ミスってもまぁご愛嬌で、”失敗”という結果を一つ得ると考えれば、それもひとつの経験なんでしょうかね。
(やっちまった感はあるけど)

「つぎはこうした方がいいだろうか?」という試行錯誤につながります。
自然と技術も身についている感覚も得ます。

誰かにゆだねると、ついつい相手に結果を期待してしまうんですよね。
自分の期待値基準になってしまい、結果が満たされていないと「こんなはずじゃなかった」と内心不満が生まれてしまう。

こういう精神状態になるとナニヤラヨクナイ。
批判的な自分が顔を出し始めるんですよね・・・。

意外と誰も私のことを見てないのよ

実際、髪を自分で切るようになると、
自分が気にしているほど誰も自分を見ていないことに気づきます。

最初こそ、「気づかれるかな、この髪型変かな」というコソコソムーブになるんですけど、
ぶっちゃけそんなの誰も見てないし、気づいていない。

気づいたとしても「え?切った?」のひとことで終わりです。
結局自意識過剰になっている自分に気づくだけなんですよね。(ちょっとハズイ)

自分のために身の回りから変えてみるといい

人目を気にせず、生活習慣への固定観念を取り払い始めると、
自分に合うシンプルな生活習慣へと、削ぎ落としていこう
という気になってくるものです。

そうして最終的に、本当に必要なものは何かな?と立ち止まって考えてみます。
ほしいものが店頭になさそうなら、自分でつくってみようか。
気分を一新したいから、普段着ないような色に挑戦してみようか。
そうして選びとる選択肢が積み重なり、「自分」をつくります。

ちなみに今年は何やら青いものに惹かれる一年でした。
色彩心理学的な観点では、青は気持ちを落ち着かせたり、集中力を高める効果があるようですね。
まぁ、想像通りですよね。

ちなみにですけど、元気を出したいときは黄色やオレンジ系の配色を意識してみるといいかもしれませんね。
女性的な柔和さを表現したいならピンクがいいでしょう。
些細なことのように感じますが、

あなたが経営者やサイト運営者であればブランディングにも直結するわけなので
たかが配色、されど配色・・・
侮れませんね。

セルフイメージはいつでも定義しなおせる模様

「金髪民にはデリケートなひとが意外と多いんだよ。
“デリケートな自分を変えよう” という思いで染める人が多いからね。

とテレビでド金髪メンズがいってたのが印象的だった。

なるほどぉ。
すでに自己の中にある選択肢からえらんだわけではないのか。
“理想の姿” に近づくために、
新たな外見をえらびとる。

現在進行形で派手好きだから派手にしている、とは限らないのね。

しかもその後の話ですが、
周囲が(たぶんこの人、自由主義者なんだろうな)と
勝手にアイデンティティをあてはめてくれるようになったことで、
結果的に理想の行動パターンをとりやすくなったらしい。

自身が思う「ワタシ」像と、
周囲が思う「ワタシ」像が一致するほど、
悩みがぐんと減り、幸福感が増す
・・・
と聞いたことがあります。

なりたいイメージがあるならまず形だけ変えてしまうのも、
外堀から埋める戦法的な、
有言実行的な流れで。
早いところ理想に近づけそうですよね。

自分の人生なので、
他人の目に縛られずに、
やりたいことはすべてトライしていきたいですね。

最初の一歩が肝心。
殻をやぶっていきましょ。

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